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登録人材活動事例

Activity

飲食業の業務改善・収益改善レポート

具体的な案件例

ある地方都市の「老舗飲食業」、入口から出口まで、全てを自社で行う企業。特産品の生産、生鮮・加工食品の販売。メインである特産品を、料理としてお客様に、非日常的雰囲気で提供するビジネスモデル。売上が10から20億の半ば。有利子負債が売り上げの2倍弱。それを、その次の年から、毎期数億の黒字にした案件である。CRCと登用人材(TAM)が関わる前まで、毎年数億の赤字。例えば、日々100万円の赤字が出ていた。

窮境原因

*経営者の経営力の不足(案件によれば、経営者不在)
*資金調達力がない
*事業資金の丼勘定、公私混同
*利益の出ない経営構造の放置
*経営方針の戦略・戦術が皆無
*計数の把握がない*従業員への教育投資ゼロ

主な改善施策

施策の前に特記すべきポイントは、コンサルティングファーム(今事例はCRC)のプロジェクトマネージャーを中心としたアメーバー的プロジェクト編成。各種専門家、公的機関・金融機関との多方面に渡る細やかなネットワーク構築。また、中小企業、零細企業(家業)の窮境が理解できる点である。問題企業を再生する実績の積み重ねがあることが、多くの弱りはてた企業を再生できる大きな要因である。TAMが活動できるのも上記土台の存在が大きい。

具体的な改善対応

メイン事業のB/S,P/L,CF改善のほか、その周辺に大きな課題を抱えている企業だった。解決には高度な専門家の参加が必要だったが、それらの問題も契約期間内に同時解決できた。
「主なTAMの施策」をじっくり考えると、基本を実行する事のみである、「経営・営業」の基本に則った事柄を詳細に設計し、それを従業員に実行していただいただけであった。
「経営改善施策のポイント」 「利益を上げるには」「成果を出すためには」「再生するには」
*仕入れを下げる・原価を下げる。質はそのままか、質・味も上げる。
*経費を落とす。具体的に、〇〇、〇〇、〇〇、を、どのレベルまで、いつまでに、誰がどのようにするのか。
*リピート率を上げる。どのレベルまで、いつ迄に、誰がどのようにするのか。
*新しい、お客様を作る。どのレベルまで、いつ迄に、誰がどのようにするのか。
*来なくなった、お客様に、来ていただく。どのレベルまで、いつ迄に、誰がどのようにするか。
*改善・改良し価値が認められれば、価格を上げられる。どのレベルまで、いつ迄に、誰がどのようにするのか。
*人財の採用・教育・作業環境の改善・待遇向上。特に教育・研修・市場調査には創出した利益から、多額な金額を全社員に投資。
これら、主なる7項目を列記した。(人により色々項目の増減はある)これらの課題を
行動計画に基づき「誰が」「いつまでに」「毎日いつ間使い」「具体的成果を出すか」。
今回の「再生」は、これらを、しつこく、継続・持続し,実行した事が成功につながった。
*飲食料理部門において、取り組んだ事は、しっかりした、メインメニューを解体再構築したこと。
そしてそこに(事例として2-3の項目あげる)、料理のコース設定。オプション料理の開発。お酒ワインで、お客様単価を心地よく上げ、粗利をさらに取り込むこと。非日常のおもてなしで、お財布を緩ませ、「美味しかった・幸せだった・来てよかった」などの言葉を頂ければ、「再生できる」。これが基本です、これだけです。

 

ターンアラウンドマネージャー WS